ASAHI KASEI
[AK5385A]
動作説明
n システムクロック
AK5385Aに必要とされるクロックはMCLK, BICK, LRCKです。MCLKとLRCKは同期する必要はありますが、
位相を合わせる必要はありません。Table 1に標準のオーディオレートに対してAK5385Aに必要とされる各ク
ロックの周波数を示します。AK5385Aのマスタクロック周波数はCKS1-0 pin (Table 2)で設定し、サンプリン
グ周波数はDFS1-0 pin (Table 3)で設定します。
スレーブモード時には、AK5385AはLRCKによる位相検出回路を内蔵しているため、動作中に各クロックの周
波数変更等で内部タイミングがずれた場合には自動的にリセットがかかり、位相合わせが行われます。
スレーブモードでの動作時(PDN pin = “H”)は、各外部クロック(MCLK, BICK, LRCK)を止めてはいけません。
これらのクロックが供給されない場合、内部にダイナミックなロジックを使用しているため、過電流が流れ
動作が異常になる可能性があります。クロックを止める場合はパワーダウン状態(PDN pin = “L”)にして下さ
い。マスタモードではパワーダウン時以外は、外部クロック(MCLK)を供給して下さい。
fs
32kHz
44.1kHz
48kHz
96kHz
192kHz
MCLK
128fs
256fs
384fs
N/A
8.192MHz 12.288MHz
N/A
11.2896MHz 16.9344MHz
N/A
12.288MHz 18.432MHz
N/A
24.576MHz
N/A
24.576MHz
N/A
N/A
Table 1. System Clock Example
512fs
16.384MHz
22.5792MHz
24.576MHz
N/A
N/A
CKS1 pin CKS0 pin MCLK Frequency
L
L
256fs
L
H
128fs
H
L
512fs
H
H
384fs
Table 2. MCLK Frequency
DFS1 pin
L
L
H
H
DFS0 pin
LRCK Frequency
L
8kHz ≤ fs ≤ 54kHz
H
54kHz < fs ≤ 108kHz
L
108kHz < fs ≤ 216kHz
H
N/A
Table 3. Sampling Speed
[サンプリング周波数変更時の注意点]
スレーブモード/マスタモード共に、MCLK周波数を変更する場合はPDN pin = “L”でリセットして下さい。
[例] 12.288MHz(@fs=48kHz)から24.576MHz(@fs=96kHz)に変更する場合。
スレーブモード/マスタモード共に、MCLK周波数を固定にしてCKS1-0, DFS1-0 pinでサンプリング周波数を
変更する場合はPDN pin = “L”でリセットする必要はありません。
[例] MCLK周波数を24.576MHzのまま、fsを48kHzから96kHzに切り替える場合。
MS0265-J-01
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2003/11